【注文住宅】上棟から完成までの期間は?|わが家の実例で流れも紹介
注文住宅は、上棟から完成までどのくらいの期間がかかるの?
また、どのような流れで建てていくの?
このような疑問をお持ちの方、多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、上棟から完成までの一般的な期間は、以下のとおりです。
- 上棟〜完成まで
3〜4ヶ月
わが家の場合は、3ヶ月でした。
しかし、単に3〜4ヶ月と言っても、その間の工事内容は外装・内装のほか、電気・断熱工事などなど、多岐にわたります。
建築工事の流れを知っていれば、見てみたい工程の際に立ち会えたり、もし間違いがあっても手遅れにならず、すぐに修正してもらえたりしますよ。
そこで本記事では、上棟からの期間に加え、建築工事がどのような流れで進むのかも詳しくご紹介!
分かりやすくわが家の実例を写真付きでお話していきますので、家づくりの参考にしてくださいね。
基礎工事完了までの流れはこちら
わが家が住宅会社をスムーズに決められた方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
\契約破棄の過去を乗り越え…/
上棟から完成までの期間と工事中の注意点
冒頭でもお伝えしましたが、上棟から完成までの期間は3〜4ヶ月。
着工からの全工程期間ですと、以下のとおりです。
- 着工〜上棟まで
1ヶ月 - 上棟〜完成まで
3〜4ヶ月
合計 4〜5ヶ月
なお、工事の日程は入居希望時期によって決定されますが、工期は天候不順や設計ミスなどで延びる可能性もあります。
- 天候不順・災害
- 設計・施工ミスがあった際の修正
- 発注間違い
- 人手不足
- 資材不足
わが家の場合も、一部窓の色が違ったり届いたタイルがほとんど割れていたりと、様々なハプニングがありました。
無いに越したことはありませんが、いくら気を付けていても人間なので、勘違いやミス、思いもよらないトラブルは起こります。(私たち施主も含めて)
一番避けたいのは、間違いのまま家が完成してしまうこと。
早めに気付けば工期への影響も最小限に抑えられますし、完成までに直れば問題ありません。
しかし、気付くのが遅れれば遅れるほど修正は難しくなり、時間がかかったり手遅れになったりします。
そうならないためにも工事期間中はできるだけ現場に向かい、疑問を感じた箇所はすぐに確認してもらいましょう。
なお、工期は延びても早めるのは難しいため、家づくりスケジュールには余裕すぎるくらいの余裕を持っておく方が安心ですよ。
わが家はスケジュールに余裕がなくてキッチキチで進んでいたから、途中から希望入居時期に間に合わなくなる話も出てきてハラハラでした。
家づくり全体の流れや期間は、こちらで分かりやすくまとめています!
【実例】上棟から完成までの流れ
それでは、上棟から完成までの流れを見ていきましょう〜!
- 外装工事
- 内装工事
- 検査・清掃
大きく3つの工程に分けてお伝えしていきますね。
①外装工事
上棟では、家の骨組みを作ります。
基礎しかなかったところに家の形が加わっていく様子や躍動感は、上棟の日しか見れない貴重な光景です。
ぜひ参加して見守ってね!
施主が上棟日にすることはコチラ!
建物の中や届いている資材を濡らさないよう、すぐに屋根工事を開始。
屋根専門の職人さんが来てくれて、合板の上に防水シートが施工されます。
窓や玄関ドアのサッシを設置。
窓ガラスは後日搬入される箇所もあります。
日本住宅保証検査機構(JIO)による外壁下地検査が行われます。
OKが出たら、外壁工事に進めます。
電気工事士が、スイッチ・コンセントを設置。
天井や柱に、家中の電気コードを張り巡らせていきます。
また、上下水の配管も石膏ボードを取り付ける前に設置されます。
電気工事・配管取付けが終わったら、断熱工事を開始。
私たちの工務店では、外壁側はEPS断熱材、内壁側は発泡ウレタン断熱材を使ったダブル断熱。
専門の業者さんによって、お家の隅から隅・天井まで家全体に隙間なく吹き付けていきます。
隙間なく施工することで、高い気密性を実現!
サンディングやガルバリウムなどの外壁材を取り付け。
塗り壁の場合は「左官」と呼ばれる職人さんが手塗りで仕上げていきます。
わが家の外壁は、Soiを使った塗り壁です。
なお、外壁工事は、内装工事と同時進行で行われます。
②内装工事
次に、内装工事の流れです。
内装工事は、大工さんのやり方や資材の到着具合によって、工程の順番が前後したり同時進行で行われたりします。
わが家の大工さんも、1階から進める人、2階から進める人、届いた資材の順番に進める人など、それぞれ違うと言っていました。
以下、わが家での流れになりますがご紹介しますね。
断熱工事が終わったら、石膏ボードを取り付けていきます。
右の黄色の石膏ボードは一般的なもの。
左の緑色は耐水性能に優れたもので、主に水回りに使用されます。
貼れる箇所から、フローリングを貼っていきます。
貼った後はフローリングに傷がつかないようにシートで覆われるため、完成間近になるまで床は見えなくなります。
床材についてはコチラで詳しく解説!
2階の天井を作ります。
骨組みをしてから、石膏ボードを取り付けて完成!
写真は夫の部屋の天井。
母屋下がりを隠すため、ワークスペース部分のみ下がり天井になっているよ。
デスク・ウォールシェルフの取り付けや、収納棚・垂れ壁・階段などを作っていきます。
垂れ壁のR型は、湾曲できる柔らかな木材を使って作られていたよ。
システムバスが搬入されます。
わが家では、最初に入った「設備」はお風呂でした!
キッチンの下がり天井や腰壁が作られます。
大物の造作は、これでひと段落です。
キッチンが搬入され、メーカーの職人さんが手際よく組み立てていきます。
キッチン搬入と同時に、専門の職人さんがクロス貼りを開始。
クロスを貼る前に、石膏ボードの継ぎ目や、ボードをとめているビスの部分にパテ処理を行います。(写真左)
とても時間がかかるけれど、クロスの表面を平らに美しくするための大事な工程です。
クロスが貼られたら、今度はタイル職人さんがタイルを施工していきます。
電気工事士がブラケットライトやスポットライト・スイッチ・コンセント・シーリングファンなどを取り付けていきます。
同時に、配電盤も設置。
トイレが搬入され、洗面台を組み立て・設置。
まだ取り付けていなかったものをすべて付けたら、作業は一旦終了。
あとは、検査後に修正を行っていくよ。
③検査・清掃
建物完成後は、3つの検査があります。
まず1つめは、建築基準法に基づいて行われる「完了検査」。
完了検査とは?
建物が完成したら、受けなければならない検査のこと。
完了検査は義務付けられており、合格しなければその建物を使用したり住んだり出来ない決まりになっている。
一般的には、建築を請け負った住宅会社が代理として検査機関に申請を行うよ。
2つめは、住宅会社による「竣工検査」。
竣工検査とは?
外構も含め、施工に問題がないかを工事監理者・設計者などの責任者がチェックする検査のこと。
最後に、施主が立ち会う「施主検査」を実施。
私たち施主が、工事責任者と一緒に建物内をチェックしてまわります。
↑わが家の現場監督さん。なんでも相談できる心強い存在!
直してほしい箇所や気になるところにマスキングテープを貼り、引き渡しまでに修正してもらいます。
清掃が行われ、ようやくすべての工程が終了。
新居の完成です!!
施主検査からだいたい1〜2週間後には施主に鍵が引き渡されます。
上棟したらなるべく現場に進捗状況を見に行こう!
以上、上棟から完成までの期間と流れをお伝えしましたが、いかがでしたか?
期間は、あくまでも一般的な期間になります。
また、流れも資材の到着状況や大工さんの進め方によって変わるので、、主にわが家のケースでご紹介しました。
上棟後、私たちは週に1度ペースで現場に足を運びましたが、どんどん家が出来上がっていく様子を見るのは本当に楽しいものです。
楽しいだけではなく、その場にいるからこそ確認できるポイントもたくさんありました。
お仕事や子育てでお忙しいとは思いますが、現場にはなるべく足を運び、大工さんへの差し入れや労いをすると同時に進捗状況もしっかり確認するようにしてくださいね。
また、図面と異なるところや疑問点があったら、すぐに現場監督に伝えましょう。
そうすることで、大工さんがすぐに修正作業に入れますので、工期への影響も最小限に抑えられますよ。
本記事が、あなたの家づくりのお役に立てると幸いです。
家づくり、楽しんでね♡
ブログ村ランキングに参加しています!
よろしければポチッとお願いいたします
\ 少しでもお得に家づくりしたい方へ /
私たちが建てた「株式会社 善匠」は
とってもお得なご紹介キャンペーン中!
【PR】株式会社善匠