ダウンフロアリビングを採用した感想|後悔しないための対策も紹介!
リビングをダウンフロアにしたいけれど、使い勝手はどうなの?
住んでから後悔したくないから、実際に採用した人の感想が知りたい!
このようなお悩みに、ダウンフロアリビングを採用した私がお答えします!
ダウンフロアは、その名の通り「周囲よりも床面を下げたフロア」で、主にキッチンやリビングで採用されています。
床の一部を下げるだけなので、スキップフロアよりも取り入れやすいのも魅力的。
わが家はリビングを一段下げましたが、ひと味違う空間を楽しめる家にでき、採用してよかったと感じています。
ただ、ダウンフロアにはデメリットがあるのも事実。
そこで本記事では、ダウンフロアリビングでよく言われるメリット・デメリットと、実際に採用したわが家の感想を正直にお話します。
後悔しないための対策についてもお伝えしますので、理想の家づくりの参考にしてくださいね!
わが家が住宅会社をスムーズに決められた方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
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ダウンフロアリビングのよく言われるメリット・デメリット
まずは、ダウンフロアリビングのメリット・デメリットとして、よく言われることを見ていきましょう。
それぞれ5つずつお伝えするよ。
ダウンフロアリビング5つのメリット
- 緩やかに空間分けできる
- 天井が高くなり、空間を広く感じさせる
- こもり感のあるリラックス空間になる
- 段差部分を有効活用できる
- デザイン性のあるおしゃれな空間になる
ダウンフロアリビングの最大のメリットは、生活スペースとリラックススペースを緩やかに空間分けできることではないでしょうか。
壁で隔てるわけではないため、開放感はそのままに程よいプライベート空間を作れますし、キッチンやダイニングに居る家族の気配を感じられるのも嬉しいですね。
さらに、じゅうたんやローソファーで寝転がれるようにすれば、大人はリラックス、子どもは秘密基地のようなワクワクしたスペースに!
フラットな床にはない「こもり感」を満喫できるのも、大きなメリットと言えますね。
また、アイディア次第で段差を活用できるのもメリットのひとつ。
段差部分をベンチにしたり段差の下に収納を作ったりすれば、家具を増やさずすっきりとした空間にできますよ。
ダウンフロアリビング5つのデメリット
- 段差があるため安全性を損なう可能性がある
- 家具の配置が限られる
- 冬は寒さを感じやすい
- 長期優良住宅の認定が取れない場合がある
- 費用がかかる
ダウンフロアの特徴であり、メリットでもあった段差がデメリットになり得るのが安全性の問題です。
つまずきや転倒・転落だけではなく、足腰に負担がかかるなど、段差ならではのリスクがあることも把握しておきましょう。
また、ダウンフロアリビングは床下が狭くなるため床下空間の確保が難しくなり、長期優良住宅の認定枠から外れる場合があります。
認定を考えている方は、ダウンフロアを採用する前に必ず住宅会社に確認してくださいね。
【実際どうなの?】ダウンフロアリビングを採用した感想
では、前章でお伝えしたメリット・デメリットが実際にはどうなのか、気になるところですよね。
さっそく私たちがダウンフロアリビングで生活してみた感想を、正直にお話していきます!
- リビングが狭く感じない?
- 段差が危なくない?
- 掃除は手間になる?
- 寒さは気にならない?
- 模様替えしにくい?
- 費用は高い?
後悔しないための対策についてもお伝えするよ!
リビングが狭く感じない?
広さを優先したデザインにしたため狭さは感じない
リビングをダウンフロアにすると、必然的にリビングのスペースが限定されます。
そのため、「ソファを下げてリビングをもう少し広げたい」と思っても広げられず、狭さが不満になる可能性があります。
わが家は段差の高い部分は設けず、単純に「リビングとなるフロア全体を」他より一段下げるだけにして広さを確保。
大人3人がリビングにいてもゆったり過ごせるよう、下げるフロアの広さを優先しました。
おかげでリビングが狭いと感じることなく、端から端まで有効的に使えて良かったと思っています。
でも、段差の高い部分を設けて窓際をベンチにするのもやってみたかったな〜。
- リビングの広さを目一杯広げたデザインにする
- ソファは置かず、段差の高い部分にベンチやソファを造作する
段差が危なくない?
危険を感じた経験は今のところなし
住んでもうすぐ1年ですが、段差が危ないと感じた経験は今のところありません。
わが家は大人3人+犬1匹で暮らしていますが、愛犬はペットスロープを使って行き来しており、足腰の負担やケガにつながらないよう対策をしています。
ただ、小さいお子さんや高齢者の方にとっては事故につながりやすい場所になるため、採用は慎重に判断してくださいね。
- リビングがよく見える位置にキッチンやダイニングを配置し、視線が届きやすくする
- 段差を低くする
- 階段をスロープにする
掃除は手間になる?
段差部分は掃除機を持ち上げる必要があるが、手間とは感じない
段差があるため掃除機を持ち上げる必要がありますが、そこまで手間とは感じません。
ただ、段差に置いているスロープや階段には埃が溜まりやすいため、特に丁寧な掃除が必要です。
また、掃除ロボットは段差をまたげないため、ダウンフロア内は自分で掃除機やワイパー掛けをするようになります。
自分でロボットを下ろしてあげれば使えますが、それなら周辺をロボットに掃除してもらっている間にダウンフロアだけ自分で掃除機掛けをしたほうが、同時進行で早く完了しますよ。
- ダウンフロア以外を掃除ロボットに任せる
- 埃の発生を減らすため、ダウンフロアのカーテンをブラインドにする
寒さは気にならない?
ダイニングやキッチンと比べても、寒さは気にならない
冷気は低い場所にたまりやすいため、基礎に近くなるダウンフロアは「寒い」「底冷えする」と言われていますよね。
私たちも住むまでは心配だったのですが、高気密高断熱+シーリングファンのおかげで足元まで暖かく、ダイニングやキッチンと比べても寒さの違いは感じませんでした。
よく挙げられる寒さ対策としては床暖房がありますが、床下空間が狭くなるダウンフロアには設置できないケースがあります。
住宅会社によって対応が違うので、ダウンフロアや床暖房の施工実績があるかも含めて事前に確認し、構造・性能面にも力を入れている住宅会社を選びましょう!
- 床暖房を設置する
- 床用断熱材を入れてもらう
- ダウンフロア✖️床暖房の施工実績がある住宅会社を選ぶ
- 構造や性能面にも力を入れている住宅会社を選ぶ
模様替えしにくい?
大型家具の模様替えはしにくい
ダウンフロアの広さや間取りにもよりますが、段差があることで模様替えがしにくくなるのは否めません。
特に、ソファのような大物家具は、最初に計画した配置のままになる可能性が高いです。
実際、わが家はダウンフロアにするとソファとテレビの位置が自動的に決まってしまう間取りなので、一生ソファの位置は変えない覚悟で採用しました。
数十年経っても暮らしに不便のない配置にできるか、今後のライフスタイルも含めてしっかり考えて計画してくださいね。
また、サイズに関しても、気に入ったソファがダウンフロアのサイズに合うとも限らず、探すのに苦労するかもしれません。
私たちもピッタリに収まるソファを探すのにかなり時間がかかったので、ソファ探しは早めに開始するのがおすすめです。
- 間取り計画時に、あらかじめ家具の配置・サイズを決めておく
- 置きたいソファのサイズに合わせてダウンフロアリビングの寸法を決める
- 模様替え案を設計士と相談しておく
わが家が採用したソファはこちら!
費用は高い?
相場よりも採用しやすい額で大満足
ダウンフロアは、オプションになる住宅会社がほとんど。
一般的な相場は、1畳あたり5万〜8万円程度となっています。
もちろんわが家もオプションでしたが、相場よりも採用しやすい見積り額だったため迷わず採用しました。
また、住んでから「やっぱりダウンフロアリビングにすればよかった…!」と思っても作り変えは難しく、後悔したくなかったのも大きいです。
個人的には、ほかの部分で減額調整できるならダウンフロアリビングを優先させた方が後悔が少ないのでは?と感じます。
- ほかの部分で減額して予算のバランスを取る
- ダウンフロアのサイズを小さくしたり段差を低くしたりして費用を抑える
わが家のダウンフロアリビングの費用は、次章でお伝えしますね!
わが家のダウンフロアリビング詳細
わが家のダウンフロアリビングの詳細です。
- 大きさ
12.43平米(約7畳) - 段差
1段(15cm下げ) - 床材
イクタ「クルードフローリング」ピエトラグレー - 費用
124,300円
わが家がリビングをダウンフロアにした理由は、ダイニングと空間分けをしたかったから。
床もアクセントにしたいと考えていたため、ダウンフロアのみクルードフローリングを採用しました。
段差は15cmで、ダウンフロアにしては浅めです。
もっと深めの「こもりリビング」に憧れがありましたが、設計士から「将来なるべく負担にならない段差で」との提案があり、15cmに決めました。
シンプルだけど、一味違う空間を楽しめる家になって満足しているよ。
また、相場より費用を抑えられたのも、浅めの段差とシンプルなデザインだったのが要因かなと思います。
※あくまでも、私たちがお願いした工務店での話です
リビングの床材についてはこちらで詳しく解説しています
空間に変化をつけて遊び心あるおしゃれなリビングを作ろう!
ダウンフロアリビングについてお伝えしましたが、いかがでしたか?
リビングを一段下げるだけで空間に変化が生まれ、広さと遊び心を感じるリビングになります。
段差をベンチや収納にすると家具も減らせますので、より広く空間を使えるようになるのも嬉しいですね。
一方で、安全性や床下メンテナンスの難しさ・費用がかかるといったデメリットも存在しますので、採用は慎重に判断してくださいね。
家族が集う、快適なリビングづくりが実現しますように。
本記事があなたの家づくりの参考になると幸いです。
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