注文住宅オプション500万!?我が家が実践した減額方法を公開【内装編】
家づくりが始動し、あれも♡これも♡と希望を取り入れていると、提示されたオプション金額を見て驚愕した方も多いのではないでしょうか?
- ここから一体どうやって減額すればいいの?
- 本当に予算内におさまるの?
- まだ追加したいものあるのに言い出せないよー!!!
分かります…!
もちろん我が家もそうでした。笑
やっぱり良いものは良いし、カッコイイものはカッコイイんだもの、仕方ないじゃん!と思いつつも、現実は予算との戦い。
減額に向き合わなければならない日は必ず来ます。(よほどのお金持ちじゃない限り)
まず、減額をするために一番大事だと感じたのは、絶対に実現させたいものから優先順位をつけること。
そうすると、全てを減額対象として見なくても良くなりますし、優先順位の高いものを採用出来ることで満足感もアップ!
気持ちに折り合いをつけやすくなりますよ。
そこでこの記事では、優先順位を付けた我が家が実践した減額方法【内装編】を大公開!
工務店やメーカーによってオプション価格は異なるため参考程度にはなりますが、私たちの工務店でのオプション金額を織り交ぜながらお伝えしていきます。
絶賛予算オーバー中の方は最後まで読んでみてくださいね!
わが家が住宅会社をスムーズに決められた方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
\契約破棄の過去を乗り越え…/
予算オーバーの内装オプションは優先順位をつけて減額!
初めてオプション金額を提示されたとき、「え、計算間違えてない?」「建物側のオプションも入れてだよね?」と思った私たち。(失礼)
オプション総額、4,819,500円(税抜)
※内装・設備のみ
夢見心地の初回打ち合わせからたった2週間で、現実と向き合う時がやってきたわけです。笑
減額に減額を重ね、全てのオプションが決定した今感じるのは、冒頭でもお伝えした通り「優先順位を付ける大切さ」です。
我が家の場合、内装オプションの中で一番金額が大きかったのは、階段や吹き抜けに使用するアイアンの手すり。
その額、534,800円。
当然、設計士さん・ICさんから開口一番「アイアンを腰壁や木製のものに変えませんか?」と提案されました。
しかし、わが家の内装優先順位・第1位は…アイアンの手すり。笑
鉄骨のスケルトン階段を見送った経緯もあり、「他を諦めてもアイアンを使う」と決めていました。
高額オプション第1位が、まさかの優先順位も第1位…という絶望感たっぷりな雰囲気の中、異常なほどのアイアン熱を知った工務店さんは、
採用しましょう!!!減額は他で頑張りましょう!!!
と、他の減額方法を考えてくれました。
もちろん、標準の腰壁や、木製の手すりも検討したけれど、やはりどうしても譲れず不動の1位を死守。笑
その後は優先順位に従って、譲れるものは他のものでカバーしたり取りやめたりしながら進めてきましたが、優先順位をハッキリ決めていたおかげで、
- 他に減額すべきところを見つけやすい
- 諦めたものも自分の中で折り合いをつけられる(納得できる)
- 優先順位が高いものを採用できることで満足感を得られる
などのメリットを感じ、減額作業が思ったよりも苦痛ではありませんでした。
やはり、優先順位が高いものを採用できることで満足感を得られて、「これを採用するのだから、これは我慢しよう」と自分の中でうまく折り合いをつけられたのが大きかったと感じています。
優先順位を付けずに全てを減額対象と見てしまうと、あれもこれも叶わない感覚になり、不満が大きくなって家づくりが楽しくなくなってしまうよ…。
SNSなど見ていると、素敵なお家に住んでいる人たちが目に入りあれこれ取り入れたくなってしまいますが、ヨソはヨソ、ウチはウチです。
優先順位はそれぞれの家庭によって違っていて当たり前なので、周りに影響されすぎず、自分たちが「絶対にこれは譲れない!」と思うものを大切にしてくださいね。
また、ちょこちょこ減額したところで予算内におさまるのか不安な方もいると思いますが、注文住宅のオプションは、1つの金額が大きいものがほとんど。
少し内容を見直すだけで何万、何十万単位で減っていきますので、なるべく予算内におさまるように考えていきましょう!
では、減額方法をお伝えする前に、我が家の内装・優先順位を第3位までご紹介しておきますね。
第2位:水まわりのタイル
第3位:アクセントクロス
上記の3つはどうしても採用したかったので減額は考えず、むしろ課金して満足度を上げました。
【内装編】我が家が実践した減額方法
それでは早速、我が家が実践した減額方法【内装編】をお伝えします。
方法は以下の通りです。
- 室内ドアや収納扉は標準メーカーを選んで数を減らした
①標準メーカーを選んだ
②ドアや扉をやめて垂れ壁やオープン仕様にした
③ドアを引き戸から開き戸に変更した
④同色のドア枠をやめた - 床は標準を採用した
- キッチンの腰壁をクロスにした
- 照明はダウンライト以外は全て施主支給にした
- 造作家具を減らした
- 自分たちで出来ることは後からDIYするようにした
順番に見ていきましょう〜!!
室内ドアや収納扉は標準メーカーを選んで数を減らした
①標準メーカーを選んだ
標準は、リクシルのラシッサです。
もちろんラシッサシリーズのヴィンティアも候補にはあがっていましたが、色々ショールームで見た結果、以下の見積もりを希望しました。
パナソニックのクラフトレーベルは好みにドンピシャで、せめてリビングだけはパナソニックを入れたいと思っていましたが、私たちの工務店はパナソニックの掛け率を持っていません。
そのため、定価自体も高いパナソニックの見積りはおすすめされませんでした。
ウッドワンは少し掛け率があったので見積もりしてもらいましたが、それでもリクシルを10万以上上回る金額です。
結果、ドアはすべてリクシルに。(標準の勝利)
掛け率の大きいリクシルでも標準との差額でさらに28万円プラスになったので、パナソニックを選んでいたらドア関連だけでももっと高額だったことになりますね。
いいじゃん!ヴィンティアかっこいいよ!(←リクシル推しの人)
②ドア・扉をやめて垂れ壁やオープン仕様にした
土間収納やファミクロの入り口は、ドアをやめて垂れ壁で対応。
私たちの工務店では、垂れ壁デザインはオプションになり、1ヶ所につき8千円かかります。
しかし、ドア1枚減らすと3〜7万円くらいは違ってくるので、垂れ壁デザインを採用しても大きく減額できました。
最近はR型や角アーチ、三角開口の垂れ壁を取り入れているお家もよく見かけますし、デザイン的に扉がないのも可愛い!
土間収納やファミクロは冷暖房の効きに影響がない場所でしたし、導線を考えてもドアはつけなくてよかったです。
収納が苦手で隠したい方は、ロールスクリーンやカーテンの後付けを考えるといいかもしれません。
また、我が家はハイドアは採用していませんが、ハイドア好きの方はオプション価格もかなりかかりそう!
工務店やHMの標準にハイドアが採用されているところもありますので、住宅会社を選ぶ際には標準が
- どこのメーカーか
- どのランクのものか
こちらを確認しておくと安心です。
③ドアを引き戸から開き戸に変更した
ドアの価格は一般的に、開き戸より引き戸の方が1.5倍ほど高くなると言われています。
当初、我が家はリビング以外のドアは全て引き戸で提案されていたのですが、開き戸の方が減額できる上に密閉性・防音性が優れているため、それぞれの個室は開き戸に変更しました。
ドアは全体で見積もりが出されるので正確な差額は不明。
でも、変更前と比べたところ、ドア1枚につき7千円ほどの差額だと見ています。
なお、開き戸は、かわいいドアノブが選べたり掃除が楽だったりするメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
- ドアを開けるスペースが必要になる
- 大きな物を通しにくい
- 風で勢いよく閉まり大きな音が出る場合もある
- 開閉時に人に気づかずぶつかる場合もある
特に、風で勢いよく閉まると非常に危ないので、小さいお子さんがいるご家庭はソフトモーションをつけるなどして対策してくださいね。
④同色のドア枠をやめた
ドア枠は、ドアと同色にするとオプションになります。(私たちの工務店では1ヶ所につき5千円)
しかし、引き戸はドアが移動する枠が必要になり、濃い色のドアを選ぶと枠が目立ってしまいます。
リビングの引き戸がブラックなので、枠を目立たなくするためにポケット引き戸(壁の中にドアを引き込んでしまう施工)も見積もりしてもらったのですが、
- ソフトモーションがつけられない
- 壁に厚みが出てしまう
- 施工費として別途2万4千円が発生!
と、我が家にとってはどれも許容できないデメリットが生まれてしまいました。
結局、引き戸のドア枠は、ブラックからホワイト(標準)に変更。
枠の目立ちを抑えるのと同時に減額にもなりました。
- 標準のメーカー・種類から選ぶ
- 導線を考えるとない方が便利な場合もあり(冷暖房の効きに影響がない場所であること)
- 垂れ壁を採用して見た目もかわいく
- どうしても隠したい場合は、ロールスクリーンやカーテンで対応
- スペースやドア同士の干渉に問題がないなら開き戸にする
- ドア枠を標準色にする
床は標準を採用した
工務店の標準の床は、イクタフローリングの銘木フロアーラスティック。
インスタでもよく見かけるし、中でも「ナラ樫」がとても好きな雰囲気だったので標準を採用する予定でした。
しかし、ダイケンとイクタのショールームで見た他の床材に心奪われ、1階だけ以下のものに変更。
- ダイケン(トリニティ)
- イクタフローリング(ビンテージフロアラスティック)
- ダウンリビングのみイクタフローリング(ビンテージフロアラスティック・フレンチヘリンボーン)
工務店に見積もりを出してもらい、ワクワクしながら後日出てきた金額を見て驚愕。
結局、1階も2階もダウンリビング以外は標準を採用し、30万の減額に成功しました。
成功というより「諦めた」方が正しいかもしれないけれど、我が家では床は優先順位がまぁまぁ低め。
標準のイクタも素敵だったので、決断は早かったよ。
- 標準メーカー・種類から選ぶ
- 工務店やHMが掛け率を持っているメーカーを選ぶ
- 2階は標準にする
フローリングについて詳しくお話しています
キッチンの腰壁をクロスにした
アイランドやペニンシュラのフラットキッチンに憧れていましたが、予算と間取りの関係で、一般的なI型キッチンに腰壁を立てることに。
その際、腰壁はモルタルやタイル・板を貼ったデザインにしたいと考えていました。
最初は「クロスは最終手段にしたいですっ!」と息巻いていたのですが、出てきた見積りを見て納得の最終手段になりました。笑
- モルタル塗り
※モルタルを採用する場合、一筆書く必要があったため見積り前に断念 - SOLID typeF coffee(約11万円)
- ヘリンボーン板貼り(約13万円)
- クロス貼り(標準0円)
クロスも今はモルタルにそっくりなものも多く出ていますが、決して本物ではないのでそこを許容できるかが減額のポイントになってきます。
でも、腰壁のデザインは住んでからでも変えられる!
「やっぱりタイルに変えたい!」と思えば貼り替えられるので、とりあえずクロスで対応しておくのもアリかも。
なお、クロス貼りにした場合、必ず登場するのが「巾木」。
巾木によって、より壁紙感が強調される気がしたので、キッチンの腰壁部分だけサンワカンパニー・アルミ調巾木(極小スリム)を採用しました。
おかげでクロス感はかなり軽減されたので、モルタル調の壁紙を検討しているなら採用を検討してみるといいかもしれません。
- 標準(クロス貼り)にする
- アクセントクロスでモルタル風や木目・タイル調にする
- デザイン性よりも腰壁を部屋に馴染ませる方法を選ぶ
照明はダウンライト以外は全て施主支給にした
最初は、ダウンライト以外の照明も全て、工務店手配の見積もりになっていました。
工務店に依頼するとローンに組み込めるメリットはあるものの、照明を手配する手間賃がかかったり定価になったりと割高に。
そこで我が家は、ブラケットライトを6つ、ペンダントライトを5つ施主支給して減額しました。
また、ダウンライトも最初の照明計画ではマックスついていたので、明るさが十分だと考えられるところは数を減らしました。
もっとダウンライトの数を減らすためシーリングライトも検討しましたが、ダウンライトは私たちの工務店では1つ3千円とお手頃価格。
1部屋に4つ付けても1万2千円です。
候補に上げていたシーリングライトが2〜3万円だったので、そちらを部屋ごとに買い揃えるよりも安いと判断して、ダウンライトを選びました。
ただ、我が家が採用しているダウンライトは、最初の価格は安くても寿命が来たら電気工事で取り替えてもらわなければならないタイプです。
シーリングライトだと電球を変えるだけでOKなので、長〜い目で見ると安く済むかもしれないですね。
シーリングライトの価格もピンキリなので、ライト類にこだわりがない方は安価なシーリングの採用を検討してみるのもいいかも。
- 持ち込みOKの照明は全て施主支給する
- 明るさが十分な箇所はダウンライトの数を減らす
- シーリングライトも検討する
造作家具を減らした
造作家具の魅力は、部屋の雰囲気に合わせて作れたり、ピッタリサイズに収まったりしてくれるところですよね。
後から家具を買って置く必要がなく、部屋がスッキリするメリットも。
しかし、造作にすればその分オプション価格もアップ!!
どうしてもピッタリサイズで入れたいところ以外は取りやめたり、置き家具で対応したりするようにしました。
また、造作に使う木材も、工務店が扱うものの中から選べば費用も抑えられます。
我が家は一ヶ所、アイカ工業の面材を使った棚を作ってもらおうとして、「高くなるからやめた方がいい」と工務店側から本気で止められました。笑
面材で包む加工が必要になるために高くなるらしい…!
- 置き家具で対応する
- 造作に使う木材は工務店が扱うものの中から選ぶ
- デスクや棚を支えるブラケットを施主支給する
- 住んでみて必要なら後付けする
自分たちで出来ることは後からDIYするようにした
全てを工務店にお願いすれば、施工費はかかるけれど安心だし、仕上がりもきれい。
自分たちで材料を買いに行く必要もありませんよね。
ですが、自分たちで出来ることは後から楽天やAmazonで買ってDIYした方が安く済むし、施工費が要りません。
例えば、我が家は息子の部屋にピクチャーレールを採用するのですが、工務店でお願いするとオプション価格は3万円。
仕入れが割高な上に、手間賃や施工費がかかってくるから仕方ないね。
しかし、楽天やAmazonでは1万円以下のものが多く出ていますし、素人でも簡単に取り付けられるようになっています。
下地だけ入れてもらい、できそうなものは後から自分たちで頑張ることで減額できますよ。
また、私たちの工務店では、家が完成した後は「かかりつけ大工」が付き、依頼すれば取り付けをしてくれます。
時間制で料金が決まっていて、その時間内にできる作業ならいくつでもやってもらえる有難いシステム。
あなたの工務店でもかかりつけ大工さんがいるかどうか、確認してみるといいですよ。
- まずは楽天やAmazonで同じようなものが安く買えないか調べてみる
- 必要であれば下地だけ入れてもらい、後から自分たちで取り付ける
- かかりつけ大工さんがいれば依頼して付けてもらう
見積もり外:鉄骨のスケルトン階段をやめた
家づくりを始めた頃は、鉄骨のスケルトン階段を採用したいと思っていました。
正直…落下や揺れが怖いと感じてはいたのですが、やっぱり見た目が抜群にカッコイイ!!
一応希望は全部伝えとくか〜♪と、初回の打ち合わせで採用の旨を伝えました。
すると設計士さんがちょっと言いにくそうに「鉄骨のスケルトンかっこいいですよね。でも、オプション代100万かかります…」と。
えっ、、、ひゃ、ひゃくまん、、、。
「ま、まぁ怖いと思いながら採用するのも何だし…、これからどんどん歳をとっていったら危ないかもね…。」と、あっさり却下。
初回の見積もりにも含まれることもなく、標準の階段が採用されました。笑
その経緯もあり、手すりのアイアンだけはどうしても諦められなかった私たちです。
自分たちにとっての優先順位を大切に!減額さえも楽しもう!
以上、我が家が実践した減額方法【内装編】をお伝えしました!
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、結局はこれに尽きるのですよね。
あれもこれも取り入れたくなる気持ちはよーく分かるのですが、そのオプションは自分たちの家に本当に必要なのか、代替案も含めて考えましょう。
また、減額…減額…と、減らすばかりに注力したら、家づくりが楽しくなくなってしまいますよね。
そうなると金額が増えるのを恐れてやりたいことを言い出せなくなる可能性もあります。
優先順位を大切に、減額さえもマルっと楽しむスタンスで家づくりを進めていってくださいね!
この記事が、あなたの家づくりのお役に立てたら幸いです。
家づくり楽しんでね!
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