マネするだけ!理想の家にグッと近づく【家づくりノート】の作り方
家づくりノートを作りたいけど…何を書けばいいの?
このような疑問に、現在「家づくりノート」をフル活用している私がお答えします!
家づくりノートとは、収集した情報を書いて整理したり、好きなテイストや間取りをスクラップしたりして、建てたい家のイメージを明確にしていくためのアイテム。
ご家族と共有しながら、希望・理想をどんどんメモしていきましょう。
さらに、住宅会社の担当者ともイメージを視覚的に共有していくと、ニュアンスのズレや伝達ミスを防ぎ、失敗しない家づくりができるようになりますよ。
しかし…、
いざ書こうとしてもどのような内容を書けばいいのか分からないんだよーーー!
となっている方もいると思いますので、今回は書く項目をマネするだけでOK!かんたん家づくりノートの作り方をお教えします。
書く項目さえ分かればベースは出来上がるので、あとは自分たちの希望を書いて作り込んでいくだけ
実際に私が書いてよかったと思った項目も含めてご紹介しますので、本記事を見ながら作り進めてくださいね!
わが家が住宅会社をスムーズに決められた方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
\契約破棄の過去を乗り越え…/
家づくりノートを作る意味【家づくり成功の可能性を高める】
マイホームはよく、「3回建ててやっと満足できる家になる」と言われます。
しかし実際には、ほとんどの方が一生に一度の家づくり。
一生住む覚悟で建てるのですから、打ち合わせでのちょっとしたニュアンスの違いや伝達ミスで取り返しのつかない事態にならないよう、細心の注意を払って進めなければなりません。
また、良くも悪くも情報があふれている時代だからこそ、慎重に情報を見極め、自分たちにとって何が必要で何が正しいのか、最善の選択をしていく必要があります。
その手助けをしてくれるのが、家づくりノートだよ。
- 建てたい家の好み・イメージがはっきりしてくる
- 情報を視覚化することで自分の考えが整理できる
- 家づくりの知識やアイディアが増える
- 住宅会社の担当者にイメージや要望を正確に伝えられる
- 家族と共有できる
- 自分たちの暮らしを見直すきっかけになる
- 家づくりが終わったあとも思い出になる
特にメリットが大きいと感じるのは、4と5。
家づくりでは、家族や担当者と要望・イメージを視覚的に共用するのがとても大切です。
口頭で「こんな感じ」と伝えるのは非常に危険で、自分と相手の思い描くイメージは「全く別物」と考えた方がいいです。
実際、我が家も打ち合わせで「北欧テイストが好き」と言うと、
設計士さん→ モダンでチークを基調とした落ち着いた雰囲気
ICさん→ マリメッコみたいなポップで明るいイメージ
と、同じ北欧でもまったく違うテイストを連想したようでした。
すぐに家づくりノートを共有して我が家の好みを理解いただけたのですが、やはり口頭だけではザックリとしたものしか伝わらないと実感しました。
ザックリイメージのまま進めると、後々「なんか違う」「しっくりこない」とモヤモヤする原因になりかねないよ。
他にも家づくりノートは、さまざまな情報をまとめたり、書いて思考を明確にしたり、見返してブレを修正したりするのにも役立ちます。
特に情報は、収集すればするほど頭の中やスマホへの保存だけでは管理できなくなってきます。
- せっかく調べたのに内容を忘れてしまった
- どこに保存したのかわからなくなった
- 探すのに時間がかかり伝えるのを諦めてしまった
このようにならないためにも家づくりノートを活用し、家づくりの失敗や後悔を防いでいきましょう!
もはや家づくりノートは、家づくり成功の可能性を高めるアイテムだね!
家づくりノートの作り方|準備編
まずはノートを準備しましょう!
家づくりノートは、紙のノートの他に、PCやタブレットでも作れます。
- ノートで作成:アナログ作業が好きな方向け
- デバイスで作成:デジタル作業が好きな方向け
自分に合った方を選んでね!
ノートで作成:アナログ作業が好きな方向け
写真を切ったり貼ったりする手作業が好きな方は、紙のノートがおすすめです。
線種
方眼ノートがおすすめ!
マス目がある方が、間取りや配置図が書きやすくなります。
サイズ
B5(182×257)がおすすめ!
A4(210×297)は大きくて書きやすいように感じますが、切り抜きなど貼っていくとかなり嵩張るようになります。
持ち歩きしやすいサイズにしておきましょう。
その他
ページを増やせるノートなら冊数が増える心配なし!
家づくりノートは、書き始めるとどんどんページ数が埋まっていきます。
後から、ページに追加したい項目が出てくる場合もありますので、バインダー×ルーズリーフの組み合わせにしておくと安心です。
あとは、カラフルなマーカーペンがあると彩り豊かなノートに。
ワクワク度がupするよ
デバイスで作成:デジタル作業が好きな方向け
家づくりノートは、PCやタブレットでも作れます。
特におすすめなのは、持ち歩きもしやすいタブレット。
便利な機能が満載なノートアプリ「Good Notes」を使うと、ノートやカラフルペンを用意せずとも家づくりノートが作れます。
(※無料・有料どちらもあり)
私もiPadで「Good Notes」を使用。
Apple Pencilを使って書いているよ!
- タッチペンで文字だけではなく、間取り図やお絵描きもできる
- カラフルペンが豊富
自分で色も作れる - ノートの線種も豊富
もちろん方眼もあり - ページ数を無限に増やせる
要らないページは削除できる - 写真のサイズ変更やトリミングも自由自在
- スマホ内にある写真をエアドロップできる
iPhoneとiPadの場合 - 家族間の共有が簡単
デジタルノートですと、ページを増やしたり減らしたりが何度でも出来ますし、写真の切り抜きでページが嵩張る心配もありません。
使い方もとても簡単!
重度の機械音痴の私がらくらく使いこなせているので、誰でも難なく使えるはずです。笑
家づくりノートの作り方|実践編
それでは早速、家づくりノートを作っていきましょう!
分かりやすいように⑤STEPで書く項目をお伝えしますので、順番どおりにマネして書いていくだけでOKです
- STEP①:過去〜現状の住まい・暮らしの不満点を書く
- STEP②:理想の新居や暮らし方を書く
- STEP③:土地・新居に求める条件や希望を書く
- STEP④:イメージに近い写真を集めてスクラップする
- STEP⑤:情報を整理・記録をまとめる
それぞれの例もお伝えしていくよ!
STEP①:過去〜現状の住まい・暮らしの不満点を書く
まず、今までの住まいや暮らしでどこに不満を感じているのか、その理由も一緒に書き出しましょう。
現在感じている不満を新居に持ち越さないための作業です。
生活していると、「ここがこうだったら便利なのになぁ」と思う場面は多々あるはず!
どんな些細なことでも大丈夫なので、気になるものは全部書いておこう。
立地場所・周辺環境の不満点
- 道路に面しているため振動や騒音に悩まされている
- ゴミステーションが遠くて不便
- 近辺に買い物できるお店がない
- 最寄り駅まで遠くて通勤に時間がかかる
- カラスが多く、糞の被害に悩まされている
家の不満点
- 洗濯を干すときの階段の上り下りが苦痛
- リビングが狭くてくつろげない
- コンセントが少なくて延長コードだらけになる
- 収納が少なくて物が出しっぱなしになる
- 一人になれるスペースがない
- 朝、トイレと洗面渋滞が起こる
など
STEP②:理想の家や暮らし方を書く
次に、理想の家や暮らし方を書いていきます。
ここで考えた理想の家や暮らし方が、今後、土地や住宅会社・間取りを決める際に大きく関わってきます。
出来るだけ具体的に書いていきましょう。
STEP①と、反対の作業。
考えるだけでワクワクするね!
理想の家(外観・内装込み)
- 家事がラクになる動線を考えた間取り
- 家族みんなが自然とリビングに集まる
- 明るくて開放感のあるリビングがある
- 趣味を存分に楽しめるスペースがある
- 白を基調としたシンプルな外観
- アウトドアが楽しめる土間がある
- 整理整頓が簡単にできる
理想の暮らし
- 3人+1匹で静かに落ち着いて暮らせる
- それぞれの実家に行き来できる
- 休日は庭で子どもたちとプールで遊ぶ
- 趣味スペースで漫画に没頭
- 通勤の行き帰りで疲弊しない
- 中庭で星を見ながら晩酌する
- 徒歩圏内で生活用品が揃う
など
STEP③:土地・新居に求める条件や希望を書く
次に、土地・新居に求める条件や希望を、以下の2つに振り分けて書いていきます。
- 絶対に譲れない・叶えたいもの
- 許容できる・できれば取り入れたいもの
2つに分けて書く理由は、間取りや内装を考える際、優先順位をつけやすくするためです。
家族全員の理想や希望が全て新居に反映できればいいのですが、恐らくほとんどの方が、サイズや予算の壁にぶつかる日が来ます。
その際、2つに分けておくと家族全員が「絶対やりたい・譲れない」と思っているものは優先順位を上げ、他のものは状況に応じて考えていけるようになります。
家族といえど、それぞれライフスタイルも趣味も、家に求めるものも違うので、家族ひとりひとり書くのがおすすめだよ!
絶対に譲れない・叶えたいもの
- 災害リスクが少ない
- 南向きの土地
- 徒歩圏内にスーパーがある
- 学校まで15分以内
許容できるもの
- 1mまでの高低差
- 古家あり
- 駅までバス
- 多少の変形地
など
絶対に譲れない・叶えたいもの
- 2階にもトイレ
- ピットリビング or スキップフロア
- 対面のアイランドキッチン
- ベランダ不要→ランドリールーム必須
- 玄関に手洗い
- 推しグッズを飾るスペース
- ワークスペースにL字型の造作デスク
できればやりたいもの
- 庭にウッドデッキ
- リビングに床暖房
- 室内窓
- 勾配天井
- シアタールーム
- 家庭菜園スペース
など
もちろん家族の共用部分だけではなく、自分の部屋についての条件や希望も忘れずに書いておきましょう!
せっかくマイホームを建てるのだから、自分の部屋も充実させたいよね!
STEP④:イメージに近い写真を集めてスクラップする
次に、イメージに近い、または「好き!」と直感的に感じた写真を集めてスクラップしていきます。
もしかしたら、今の時点ではさまざまなテイストの写真が混在しているかもしれませんが、不安にならなくても大丈夫!
たくさん写真をスクラップしていくと、そのうち好みがはっきりとしてきます。
分かりやすいよう、各場所ごとに分けて貼っていきましょう!
- 外観
- 玄関(土間収納)
- リビング
- ダイニング
- キッチン
- 階段
- それぞれの個室
- お風呂
- トイレ
- 洗面
- ファミリークローゼット
- ランドリールーム
- ワークスペース(書斎)
- ヌック
- ペットスペース
- 外構
など
写真の隣には、特に好きな部分や、これから考えなければならないポイントなども書くと◎!
メモを加えることで、より具体的な理想や要望が分かるようになります。
例として、土間収納のページだと私は下記のようにメモしていました
- 3人分の靴・傘・防災グッズ・空気入れ・ゴルフ道具・野球道具・工具など収納
- コートが掛けれらるようにしたい
- 玄関ドアを開けて土間収納が丸見えにならないようにしたい
- 収納の中に手洗い設置
- アーチ型の入り口が好き
- 電動自転車の充電用コンセントをつけること
- センサー照明にする?
- 窓or換気扇、要検討
また、あえて「NG」と思う写真を貼っておくのも、具体的な条件を住宅会社に伝えるためには有効な方法です。
言葉だけではまず伝わらないので、「こういうのは避けたい」「嫌だ」と思うものも、画像を用いて伝えるようにしましょう!
画像の共有は本当に大事だよ!
STEP⑤:情報の整理・記録をまとめる
家づくりノート、最後のステップは、情報の整理と記録です。
ネットやSNSで集めた情報や、実際にショールームに行ってみて分かったことなどをまとめていきましょう!
まずは、情報の整理からお伝えするよ。
- 家づくりスケジュールの把握
だいたいの引越し時期を決めて、スケジュールを逆算する - 検討している設備について
床暖房・全館空調・太陽光のメリットデメリットなど - 家づくりで注意・確認すべきところ
点検口の位置・スイッチの高さ・コンセントが必要な場所・巾木や見切り材の種類など - 好きなタイルや室内ドアなどのまとめ
写真・メーカー・色・値段 - 検討している家具のリスト
置き場所・メーカー・値段・サイズ・購入予定のショップ名 - 施主支給したいものリスト
照明・タオルハンガーなど
メーカー・値段・サイズ・購入予定のショップ名 - 収納したいものと場所の仕分け
家にある「物」を書き出し、収納場所を振り分ける - 部屋や場所ごとのインテリアコーディネート
使いたい家具や照明・壁紙・インテリア雑貨が決まっていれば、写真を貼ってテイストや色を確認
など
注文住宅は、とにかく決めるものが多いです。
全部覚えておくのは大変ですし、ふと思い出した時にも小まめにメモしておくようにしましょう!
まとめる内容に決まりはないので、あなたが必要だと思うものを書けばOKですが、「収納したいものと場所の仕分け」は特におすすめしたいです!
やり方は簡単で、今あなたの家にある「物」を全て書き出し、収納したい場所ごと(パントリー・土間・2階納戸など)に振り分けておくだけ。
設計士さんとページを共有して物の量を把握してもらうと、後々間取りを決める際、適切な収納サイズを確保できますよ。
一方、記録は実際に見に行ったり聞いたりしたものをまとめていきます。
- 住宅会社選び
メーカーや担当者名
来訪した展示場やモデルハウス・完成会で気づいたことや担当者と話した内容など - FP相談/ローン返済
銀行や担当者名
ローンの金利・資金計画・返済計画・家計の見直しなど - 土地探し
不動産会社や担当者名
見に行った土地の良かった点と気になる点・値段・サイズなど - ショールームめぐり
見に行ったショールームや気に入った設備など - 打ち合わせ
その日話した内容や決定事項・要検討のものなど
特に、打ち合わせ内容は「言った・言わない」を防ぐためにも記録しておきましょう。
決めたものを振り返る際にも役立ちますよ。
家づくりノートを作って理想の家に近づけよう!
家づくりノートは、家づくりにおいてなくてはならないアイテム。
作り込むほど建てたい家のイメージが明確になったり、思考が整理されたりして理想の家に近づいていきます。
無料でダウンロードできたり説明会で配布されたりするものもあるのですが、自分で作るとより濃く、より明確に、より思い出の残る1冊になるはず!
ご紹介した項目をそのままマネして書いていくだけで、あなたとご家族だけの家づくりノートが出来上がるので、ペンで色をつけたりシールを貼ったりしながら楽しんで作ってみてくださいね!
書く順番・項目をおさらい!
- STEP①:過去〜現状の住まい・暮らしの不満点を書く
- STEP②:理想の新居や暮らし方を書く
- STEP③:土地・新居に求める条件や希望を書く
「絶対に譲れない・叶えたいもの」と「許容できる・できれば取り入れたいもの」に分けて書く - STEP④:イメージに近い写真を集めてスクラップする
写真の隣に、特に好きな部分やこれから考えなければならないポイントなども書く - STEP⑤:情報を整理・記録をまとめる
この記事が、あなたの家づくりのお役に立てると幸いです。
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