【ハウスメーカーと工務店】どちらがいい?2回の家づくりで気づいた「会社選び」で大切なこと

「ハウスメーカーと工務店、結局どっちがいいの?」
家づくりを始めると、多くの人が一度は悩むポイントではないでしょうか。
わが家は、二度の住宅会社選びを経験しました。
一度目も工務店。
二度目も工務店。
それでも、家づくりの結果はまったく違いました。
その経験から感じたのは、
「ハウスメーカーか工務店か」だけで判断するのではなく、自分たちの想いを理解し、一緒に家づくりをしてくれる住宅会社を選ぶことの大切さです。
この記事では、ハウスメーカーと工務店の違いや特徴を比較しながら、それぞれのメリット・デメリットを解説。
その上で、二度の家づくりを経験した私が感じた「住宅会社選びで本当に大切なこと」もお伝えします。



この記事を通して、自分たちはどんな家を建てたいのか、どんな住宅会社と家づくりをしたいのかを考えるきっかけになれば嬉しいです。
わが家が2度目の家づくりでたどり着いた「進め方」をご覧ください
\ 1度目は契約破棄… /
まずは自分たちが建てたい家のイメージを固めよう


住宅会社を選ぶ前に、まず考えてほしいのが「どんな家を建てたいのか」です。
「ハウスメーカーと工務店、どちらがいいんだろう?」と悩む前に、自分たちの理想や希望を整理しておくと、選ぶ基準が見えてきます。
もちろん、予算内で建てられる住宅会社を探すのも大切です。
でも、せっかくのマイホーム。
まずは今の暮らしで感じている不満や、これから叶えたいことを書き出し、自分たちが建てたい家のイメージを整理してみましょう。
- 今の家で何に不便を感じているか
- どんなデザインの家にしたいか
- どんな間取りで暮らしたいか
- 性能・素材・設備で何を重視したいか
- 家づくりで絶対に叶えたいのは何か
特に、デザインや性能・素材などは、住宅会社選びに大きく関係します。
例えば、
- 暖かく快適な家にしたい
断熱性能や住宅性能を重視している会社を探す - 個性的で、自分たちらしい家にしたい
設計力や提案力のある会社を探す - 自然素材を使った、素材感のある家にしたい
素材選びにこだわる会社を探す
住宅会社によって強みが違うので、自分たちの意向に沿った会社を選ぶためにもイメージをしっかり固めておきましょう!



わが家は「どこの住宅会社で建てたんだろう?」と思われるような、自分たちらしい家にしたかったので、デザイン・設計力を重視して探したよ。
理想や希望を整理するなら家づくりノートがおすすめ


ハウスメーカーと工務店の違い


それでは早速、ハウスメーカーと工務店の違いを深掘りします。
- ハウスメーカーと工務店を比較してみよう
- ハウスメーカーは高い?工務店は安い?価格だけでは判断できない
順番に見ていきましょう!
ハウスメーカーと工務店を比較してみよう
ハウスメーカーと工務店の大きな違いのひとつが「規模」。
一般的に、ハウスメーカーは全国規模で展開している会社が多く、工務店は地域に密着した家づくりをしている会社が多いです。
そのほかにも様々な違いがありますので、表で比較してみましょう!
| ハウスメーカー | 工務店 | |
|---|---|---|
| プランの自由度 | 低い | 高い |
| コスト(同等の家を建てる場合) | 高い傾向 | 抑えられる傾向 |
| 品質 | 安定している | 会社や職人によって差がある |
| 施工期間 | 短い傾向 | 長い傾向 |
| アフターサービス | 充実している傾向 | 会社によって異なる |
| 担当者との距離感 | 部署ごとに分かれる傾向 | 距離が近い傾向 |



どちらにも良いところと注意したい点があるね。
プランの自由度について
ハウスメーカーは、設計や施工・建築資材等がシステム化されているため、用意されたプランや仕様の中から、自分たちの好み・予算に合わせて選ぶのが一般的。
一方工務店は、外観や間取り・資材や設備を施主の好みや土地に合わせて1から作り上げていきます。
そのため、ハウスメーカーでは建築が難しいとされる変形地でも、工務店なら対応できる場合があります。
品質について
ハウスメーカーは建築資材は工場で一括加工、建物自体もシステム化されているため、品質が比較的安定した仕上がりに。
工務店は会社ごとの施工体制や管理方法によって、品質に差が出る場合があります。
ハウスメーカーは高い?工務店は安い?価格だけでは判断できない
「ハウスメーカーは高い・工務店は安い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
ハウスメーカーは、全国展開によるブランド力や安心感から高いイメージを持たれがち。
しかし、住宅の仕様や施工方法をある程度システム化しているため、部材の大量発注や作業の効率化によってコストを抑えられる仕組みがあります。
一方で、広告宣伝費や展示場の運営費・人件費などが含まれるため、総額では高くなる傾向に。
また、ハウスメーカーでは大きな値引きが提示される場合もありますが、値引き額だけを見るとお得に感じてしまうため、最終的な金額や内容をしっかり確認するのが大切です。



では、ハウスメーカーほど広告費や値引きをかけていない工務店だと安く建てられるの?となると、そうとは言い切れません。
工務店で注文住宅を建てる場合は、家にこだわればこだわるほどコストが上がっていきます。
ハウスメーカーと同じものを作る場合は安く済むかもしれませんが、自由度が高い分こだわろうと思えばいくらでもこだわれるのが工務店の注文住宅。
こだわりすぎた結果、見積もりを見て白目をむきかねない場合もあるので注意が必要です。(あ、わが家の話ですw)
「ハウスメーカーだから高い・工務店だから安い」と価格だけで判断するのではなく、まずは自分たちがどこにこだわりたいのかを考えていきましょう。
ハウスメーカーの特徴


それでは、ハウスメーカー・工務店の特徴をそれぞれ詳しくお伝えしますね。
まずはハウスメーカーから見ていきましょう!
メリット・デメリット
ハウスメーカーのメリット・デメリットは以下の通りです。
- ブランド力による安心感がある
- 品質が安定している傾向にある
- 保証やアフターサービスが充実している
- 施工期間が短い傾向にある
- 価格や仕様が分かりやすい
- メーカーらしい外観になりやすい
- 自由度が低く、細かなこだわりを反映しにくい場合がある
- 坪単価が高めになる傾向がある
- 担当者が異動する場合がある
工務店に比べて自由度は低いかもしれませんが、品質が安定しやすかったり、経営基盤が安定していたりと、メーカーならではの安心感があるのは大きいですね。
また、大手ハウスメーカーの営業さんから「売却の際にも安心感がありますよ」と聞きましたが、知名度の高さが安心材料になる場面もあるのだと感じました。
転勤族で将来的に家を売却する可能性がある人は、ネームバリューにこだわった方がいいかもしれませんね。
ハウスメーカーはブランド力や品質を重視した家づくりをしたい人におすすめ!
デメリットに「メーカーらしい外観になりやすい」とありますが、これは大手ハウスメーカーのブランド力が好きな人にとってはメリットになります。
実際に、大手ハウスメーカーの営業さんが「外観を見るだけで、そのメーカーらしさが伝わる家づくりができる」と話されていました。
反対に私たちは「どこの住宅会社が建てたんだろう?」と興味を持ってもらえる家にしたかったので工務店に絞りましたが、私の両親や兄弟は、外観も含めてブランド力のあるメーカーを好み、大手ハウスメーカーで建てています。
また、ハウスメーカーは仕様や設備がある程度決まっているため、「完全な自由設計よりも、ある程度決まった選択肢の中から理想に近づけたい」人にもおすすめです。



たくさんあると迷っちゃうもんね!
工務店の特徴


続いて、工務店の特徴を見ていきましょう。
まずはメリットデメリットから!
メリット・デメリット
工務店のメリット・デメリットはこちらです。
- 設計や施工の自由度が高い
- 細かな要望やこだわりを反映しやすい
- 造作家具など柔軟に対応できる場合がある
- 地域に合わせた家づくりができる
- 担当者と距離が近く相談しやすい
- 会社によって品質や対応に差がある
- 完成イメージがつきにくい場合がある
- 施工期間が長くなる傾向がある
- アフターサービスの内容に差がある
- 経営状況によっては注意が必要
工務店は地域密着型が多く、地元で長く家づくりを続けている会社も少なくありません。
そのため、トラブル時には迅速丁寧に対応してもらえる可能性が高く、安心です。
また、工務店は自由度の高さがメリットではありますが、いろいろこだわりが多いと打ち合わせ回数も多くなりますし、一邸ごとに施工内容が異なるため、工期も長くなる傾向があります。



工務店は良くも悪くも会社ごとの違いが大きいから、自分たちにあった会社を選ぶのが難しいね。
工務店はこだわりのある自分らしい家を建てたい人におすすめ!
「せっかく注文住宅を建てるなら、自分たちらしい家にしたい。」
そんな人には、工務店が向いているかもしれません。
ひとつひとつパーツやサイズに至るまで細かく自分たちで決めていくのが好きな人にとっては、打ち合わせが至福の時間になるのではないでしょうか♡



1からマイホームを作るのは大変ですが、その分出来上がった時の達成感や喜びも大きいね!
また、大手ハウスメーカーの担当者は異動で変わる場合がありますが、規模の小さい工務店ですと家づくりに関わってくれた担当者さんたちと、長く濃いお付き合いができるのも嬉しいポイント。
ただし…!工務店ならどこでもいいわけではありません。
自由度や提案力、担当者との相性など、会社によって家づくりの満足度は大きく変わります。
では、住宅会社選びで本当に大切なのは何なのでしょうか。
次の章で、わが家の実体験をもとにお話ししますね。
住宅会社選びで一番大切なのは「ハウスメーカーか工務店か」ではなかった


わが家が選んだのは工務店です。
ハウスメーカーも含め検討しましたが、建てたい家のイメージが明確だったため、早い段階で工務店に絞っていました。
- 一度目の家づくりで感じたこと
- 二度目の家づくりで感じたこと
- わが家が住宅会社選びで一番大切だと感じたこと
それぞれ順番にお話しますね!
一度目の家づくりで感じたこと
一度目の家づくりでも、私たちは工務店を選びました。
当時は家づくりの知識もなく、「工務店ならどこでも自由度が高く、自分たちの理想を叶えられる」と思っていたから。
ところが、打ち合わせが始まると、思い描いていた家づくりとは少しずつズレを感じるようになりました。
私たちが「こうしたい」と伝えても、一応話は聞いてくれるものの、そこから一緒に考えたり、別の方法を提案してくれたりする場面はほとんどなく、常に温度差と距離を感じる日々。



今振り返ると、私たちだけがアクセルを踏み続けているような感覚だったと思います。
もっと一緒に考えてほしい。
もっと提案してほしい。
そんな思いは次第に大きくなり、不安や不満も積み重なっていきました。
もちろん、私たち自身にも反省点はあります。
当時の私たちは、住宅会社を見極めるための知識や判断基準がなく、それを自分たちで知ろうともしていませんでした。
契約前に確認しておくべき点や、身につけておくべき知識はたくさんあったはずなのに、当時は、「住宅会社さえ決まれば、あとは何とかなるだろう」と考えていたのも否めません。
それでも、これから何十年も暮らす家を一緒につくっていく相手だからこそ、同じ熱量で並走できる関係性は大切だと感じました。
そして最終的に、
この会社で建てた家に住む自分たちが想像できない
この結論に至り、契約金を失っても家づくりを見直す決断をしました。



簡単な決断ではありませんでしたが、それでも一番大きかった感情は「後悔」ではなく、ほっとした気持ちです。
私たちが大切にしたかったのは、家そのものだけではなく、
この人たちとなら、きっといい家ができる!
そう思える人たちと、一緒に家づくりをすること。
この思いだけは、あの頃からずっと変わりませんでした。
二度目の家づくりで感じたこと
二度目の家づくりでは、同じ失敗を繰り返さないために、まずは「私たち自身が家づくりを知ろう」と考えました。
住宅会社を探す前に、家づくりの知識を身につけ、自分たちなりの判断基準を持ってからもう一度住宅会社探しを開始。
すると、一度目には見えなかった違いがよく見えるようになりました。
契約前に感じたこと
二度目の家づくりをお願いした工務店は、おしゃれなデザインや住宅性能・充実のアフターサービスに惹かれただけではありません。
印象に残ったのは、スタッフの誠実さや分かりやすい説明、そしてアットホームな距離感です。
一緒にモデルハウスを見ながら、オプションか標準かを正直に伝え、一つひとつ丁寧に説明してくれたのは、家づくりをより現実的に考えられるきっかけに。
そして、初めて訪れたにもかかわらず、スタッフの方たちに不思議と距離を感じない温かな雰囲気がありました。



他にもいくつか住宅会社を訪問しましたが、この雰囲気を感じられたのは初めてだったな。
「優秀な担当者」ではなく、「一緒になって家を作り上げてくれるファミリー」のような存在を求めていた私たちは、
この人たちとなら、一緒に良い家がつくれそう。
そう感じ、夫も私も、この工務店以外は考えられなくなりました。
契約して感じたこと
契約後、その印象はさらに強くなりました。
打ち合わせが始まると、私たちの要望を聞くだけではなく、「もっと良くするにはどうしたらいいか」を一緒に考え、納得できるまで様々な提案をしてくれる。
何よりも、スタッフみなさんが私たちと同じ熱量で家づくりに向き合ってくれているのが伝わり、「一緒に家をつくっている」安心感があったのがとても大きかったです。
一度目の家づくりで感じていた物足りなさが、そこにはありませんでした。
わが家が住宅会社選びで一番大切だと感じたこと
二度の家づくりを経験して、私たちが一番大切だと感じたのは、
「ハウスメーカーか工務店か」ではなく、自分たちの理想を理解し、一緒に家づくりを進めてくれる住宅会社を選ぶこと。
もちろん、ハウスメーカーにも工務店にもそれぞれ良さがあるので、まずは価格や性能・デザインなど、自分たちが叶えたい家に合う住宅会社を探してみましょう。
しかし、「ハウスメーカー(または工務店)を選んだから正解!」というものではありません。



大切なのは、その先です。
私たちは、一度目の家づくりで「工務店だから理想の家が建てられる」と思い込んでいました。
しかし実際には、同じ工務店でも向き合い方や提案力・コミュニケーションによって、家づくりの満足度は大きく変わりました。
その経験から感じたのは、住宅会社選びで見るべきなのは、「ハウスメーカーか工務店か」のカテゴリーだけではなく、
この会社・この人たちと、一緒に家づくりをしたいと思えるか
なのだと感じます。



家づくりは、完成まで長い時間をかけて一緒にひとつの家をつくっていくものだし、家が完成したら終わりではないからね。
まずは、
- 自分たちはどんな家を建てたいのか
- 家づくりで何を一番大切にしたいのか
ここを夫婦でしっかり話し合いましょう。
そして、価格や性能・デザインだけではなく、
- 自分たちの想いに寄り添ってくれるか
- 納得するまで一緒に考えてくれるか
この視点も大切にして、住宅会社を選んでみてくださいね。
ハウスメーカーと工務店|「理想の家」だけでなく「理想の家づくり」を考えよう


ハウスメーカーにも工務店にも、それぞれ違った魅力があります。
だからこそ、自分たちがどんな「家」を建てたいのかだけではなく、どんな人たちと「家づくり」をしたいのかを考えた上で、住宅会社を選びましょう。
そのためには、住宅会社に任せきりにするのではなく、自分たち自身も家づくりの知識を身につけておくことが欠かせません。
家づくりは、住宅会社を決める前の準備で、その後の満足度が大きく変わります。
知識ゼロだった私たちが、家づくりの最初にやった「5つの準備」を以下の記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。





この記事が、あなたの住宅会社選びの参考になると幸いです。
家づくり、楽しんでね!




